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2008年3月28日 (金)

ハローワークとエージェントは何が違うか?

ふみさんの記事意図せずしてマザーズハローワークをのぞいてみるを見て、いろいろ思ったので、記事にします。

様式は違えども,ネットの転職エージェントと何が違うのかがいまいちよくわからず・・・

見た目、あまり変わらなくみえるのでしょうね。(笑)

何が違うかというとビジネスモデルが違います。(いろいろ書こうと思ったのですが、結局この一言に集約されてしまいました)

求人をしている企業にとっては「ハローワークは無料、エージェントは有料」なんです。それも有料って、結構な額になります。それでもエージェントをなぜ使うかというと、探しにくい人を求めている求人だから。「金積んででも探して~!」っいう求人ってことになります。だから、

<地域の求人状況>
・覚悟はしていたものの,地方の給与水準は低い。一部の職種を除くと月給20万以上の求人はほとんどございません。
・・・というか軒並み大卒初任給を下回りますorz

という状況は、「ハローワークだから」と「地方だから」という2つの理由によって構成されていて、(東京:地方)=(100:60)くらいの給与水準だと思います。逆にいうと、同じ東京でもハローワークだと給与水準は下がります。(ハローワークインターネットサービスをご参照ください)

・一応,東京では専門職についていることになってるのですが,ぶっちゃけ地方に専門職の求人はほとんどありません

専門職の求人は確かに地方のほうが少ないですが、無いわけではなく、エージェントやネットの求人サイトにあると思います。(専門職の即戦力求人をハローワークに出すと、経験のない人が希望して来られて紹介されて人事の業務が増えるため。)

事務仕事に限らずですが,土曜休日の求人はかなり少ないです。日曜祝日が基本で土曜日はあっても隔週だったり,半ドン(懐かしい言葉だ)だったり・・・シフト制も多数。
→保育園,大丈夫なのでしょうか?

昨日たまたまままこっちさんと話していて知ったのですが、東京の保育園はあまり土曜に積極的に預かってくださらないのですってね。aquanの今の地元では農業の人やサービス業の人など、土曜にも働く人は多いので、土曜も変わりなく預かってくれてますよ。(おかげで助かってます)日曜開いてる保育園もあるし。

正社員以外の求人が多い。「常用」の仕事が多いのは確かですが,これを無条件に正社員だと思っていたら,よくよく見るとフルタイムパート。
・・てか,「フルタイムパート」って不思議な言葉ですよね。「フルタイム」と「パート」どっちだよ?!

これも同様。正社員の求人なら、エージェントじゃなくてもネットの求人サイトで(リクナビNextとか、エンとか)も探すほうがよいと思います。

なお、正社員とパートの差はあまり重要視しないほうがいいケースもあります。

例えば、労基法を理解・遵守して「契約社員」として雇っているしっかりとした企業と、よくわからないで解雇を簡単にするのに「正社員」として雇っている企業とどちらがいいかという問題もあるからです。残念ながら、地方のほうが後者の企業の比率が高いような気がしています(あくまでも私の感覚で)

フルタイムであれば、時間給というだけの違いで社保完備でしょうし。そもそも労基法上は解雇についてを含めどちらもほぼ同等に保護されているんですよね。(もちろん正社員を大切にする会社も多いですから、正規雇用も非正規雇用も一緒だというつもりは毛頭ありませんので、念のため)

私の記事、こんなとき誰に相談したらいいのか? 1.人材紹介会社のキャリアコンサルタントもご参照ください。っていうか、このシリーズのハローワークバージョンを早く書けって感じですな。

ちなみに、以前はハローワークといえば対応が悪いという感じだったようですが、小泉さん時代の「キャリアカウンセラー5万人」政策やら、安部さんの「再チャレンジ支援」政策のおかげとか、ハローワークの市場化テスト(一部業務を民間委託して競争させるというもの)の影響もあったりして、ハローワーク職員もキャリアカウンセリングを学んでサービス精神も向上して、きちんと相談できる体制ができつつあります。喜ばしいことですよね。

ただ、マザーズハローワークのような特定の施設は手厚いのですが、普通のハローワークだと職員がせっかく勉強して手厚く支援したいと思っていても、実際には本人の希望の求人を紹介(取次ぎ)するだけの状態のところが多いでしょう。もともとそんなに時間をかけるような人員体制になっていないうえに、日本全体の求人倍率の上昇を理由に更に人員削減がされていて手が回らないようです。(求人倍率がそんなに回復していない地方まで削減されています)

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コメント

ふみさん、丁寧なコメントありがとうございます。

そうですね、使い分けは必要ですね。
間違ったほうに行くと、間違った誘導をされたり、時には傷つけられたりしちゃいますからね。
(あなたには求人ないです・・・みたいな)

過去エージェントにいた立場からすると、ものすごく狭い世界にいたんだなと思いましたよ。

投稿: aquan | 2008年3月31日 (月) 22時53分

見事にまとまった回答をいただき,まことにありがとうございますm(_._)m

わたしも,今回ハローワークをのぞいてみて,求職者の立場としても,使い分けは必要だと思いました>ハローワークとエージェント
やはりハローワーク求人のほうが間口が広い印象を受けました(年齢・学歴・職歴不問など)。

税金で運営している施設ですから,できるだけ多くの国民をすくいあげるべきですし,役割分担からいけば極力民間で扱いづらい,お金になりにくい(失礼!)案件を対象にすること自体は正しいいきかたなんだろうと思います。

投稿: ふみ@ワーキングマザー学生 | 2008年3月29日 (土) 04時05分

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