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2008年3月11日 (火)

働く転勤妻 part.4-子なし地方転勤妻の就職活動その1

前回までの話はこちら
ということで、就職活動することになったんですが、だいぶ悪戦苦闘しました。

なにせ県庁所在地でもないとある地域の中核都市。キャリアカウンセラーのニーズなんてほとんどありません。特に私が勤めていたような「人材紹介会社」なんて、ここではビジネスとしてなりたたないのです。

そこで、まず最初に考えたのはハローワークのこと。ハローワークの仕事もキャリアカウンセラーっぽい部分があるからどうなんだろう?と。
ハローワークに行って、「キャリアカウンセラーをしていたんですが、引っ越してきたので正社員での仕事を探しているんですが」と受付の人に言ったら「この地域にはそんな仕事ないし、ハローワークならみんな職員は国家公務員だから」とのこと。後から知ったことですが、ハローワークもすべての職員が正規の常勤職員ではなく契約社員に相当するような「相談員」という制度があります。なのに、このように言われたのは、私が「正社員」と言ったから、「正社員なら国家公務員」と言ったということなのでしょうね。(教えてくれてもよかったのにと思いましたが、その方も正職員ではなかったようでしたので・・・)

その時私が言った「正社員」という言葉は、正確に私の言いたいことを言い表していませんでした。もちろん、正社員で働きたかったのですが、そこは転勤族の妻。1年単位の契約社員でも仕方がないと思っていました。私にとって重要だったのは、旦那ちゃまの扶養に入らないで自分で社保に入るということでした。私はそのとき「パートではなくて正社員」という風にアバウトに言ってしまったので、うまく伝わらなかったわけです。

いずれにせよハローワークではあまり歓迎されていないこと(苦笑)を感じ、それでは仕方ないということで、次に車で2時間の県庁所在地の派遣会社に応募しました。ハローワークでも「ひとまず県庁所在地も含めて探したら?ちょっと遠いから採ってくれるかはわからないけどね」と言われたからです。その頃の私は甘くて、「2時間くらい東京で通ったこともあるし、別に大丈夫でしょ」と思っていたし、思いっきりPRした書類を送ったので面接くらいはしてくれると思ったのですが、書類で落ちました。

私が他の業界から人材業界を目指したときは10社くらいに落とされましたから落とされること自体には慣れていました。でも、実績を積んでいた同じ業界で落とされたことは結構ショックでした。人材業界全般に若い会社が多いのですが、派遣会社は特に20代の若い人が多いのでそれも不合格だった理由かもしれません。(当時30歳)

と、言っても、いつまでもめげているわけにいかないので、次に自分のキャリアが少しでも伸ばせそうな仕事はないかと考えました。次にハローワークでの就職セミナーに行きました。行ってみると、ハローワークからセミナーを委託された会社が派遣の申し込みも一緒にしていたので、お昼休みに自宅に帰り履歴書を準備し、その日のうちに「何かキャリアカウンセラーとしてお仕事できないでしょうか?」といってセミナー会場にいらしていた営業所長さんにお渡ししました。キャリアカウンセラーにお願いしたい仕事はあるんですこのこと。ただ、ここも営業所は地元にあるわけではなく、2時間かかる県庁所在地にでした。

一方、やはり県庁所在地にではありますが、以前勤めていた会社と同じ系列の会社が人材広告の営業をネットで募集しているのが目に留まりました。キャリアカウンセラーの仕事とはちょっと違う感じもしますが、営業の経験も積んでおきたかったこと、同じ人材系の経験が積めること、同じ系列の会社で社風をよく知っている、などなどの理由から、こちらにも応募しました。同じ系列で働いていたこともうまく働いたのか、面接に呼んでいただけました。

というわけで、2社の面接にチャレンジできることになりました。で、また新たな壁が・・・。(笑)この続きは次回に。

<今回のポイント>

地方に行けば行くほど、一般的に雇用情勢は悪いです。雇用情勢がよく、かつ、ある程度の年数そこにいることがはっきりしている場合であれば、正社員でも雇用があるかもしれませんが、どちらかがかけるようであれば正社員は難しいといわざるを得ません。それまで正社員で働いてきて初めて転勤についていく人であれば、ちょっとしたショックを受けることもあるでしょう。
子なし転勤妻が求人を選択するときに何を考えておいたほうがいいかというと、

  • どのくらいの期間、そこにいられるのか
  • 扶養に入るかどうか(4保険の存在)と希望する雇用形態
  • どんな仕事なら、自分の今後のキャリアにつながるかどうか
  • 通える範囲で一番仕事のありそうな場所はどこか

というあたりでしょうか。(子ありだともっと考えるべきことは増えますが、それは子あり就職活動編でお話したいと思います)

扶養への考え方はどちらが有利と単純に言えるものではなく、その方の状態によって違いますが、配偶者特別控除が廃止されて以前より扶養に入ってもあまり有利ではなく、かえって扶養がキャリアを積むことの妨げになることがありますから(フルタイムなら社保に入ることになるため)、実際の求人との兼ね合いを考えるとともに、経済的な状況も考慮すべきところでしょう。
「キャリアを積む」というと、大それて聞こえるかも知れませんが、将来に渡って少しでも有利な経験を積んでおくことは大事です。もしずっと転勤にくっついていくなら、なおさら毎回就職活動をするわけですから、そのときに有利な経歴を持っているほうが融通は利きやすいでしょう。女性のキャリアの積み方については、社員を働かせてはいけない (ベスト新書 175)に書かれていましたので、この本の感想として別途記事を上げます。

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