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2008年2月 5日 (火)

資格幻想

(新卒ではない)就職活動のサポートをしていて痛切に感じるのが、

「資格幻想」

です。

この「資格幻想」という言葉、アイデムの相良さんが以前講演でお話されていました。

これらはよく聞くせりふですが、

 資格がないから、就職できない。

 資格を取って就職に活かしたい。

 この資格があれば、仕事に活かせます。

・・・・うーん。どれも違うと思うのです。

資格で有利になるのは、国家資格や何年も積み重ねが必要な資格だけ。取るのが大変な社労士や中小企業診断士でさえ、営業力がなければ宝の持ち腐れになる可能性は高いです。

実際の採用現場では、求人倍率(つまり景気)によって状況は変わりますが、資格があるからといって経験がなければ認められないことがほとんど。

じゃあ、資格なんてとっても意味がないじゃない。

と思ったあなた。そのとおり。基本、資格を取っただけではあまり意味がありません。意味があるのは以下のようなパターンです。

1.資格が絶対的な権限を持つもの

例えば、医師・看護師・弁護士など業務独占資格という、資格がなければその業務が行えないようなものは資格そのものが活きてきます。ただし、取得に年月と費用がかかるものが多く、「資格でもとろう」と思って取れるものではないものが多いのがネックです。

2.今までやってきた経験を活かせるもの

資格だけでは有利にならないと書いたとおり、経験がすでにある分野を資格で証明するのはもちろん有効です。特に、技術系のものについては資格をとらないことが「不勉強」とみなされるケースもあるので、ご注意を。なお、今までやってきた経験を活かせる資格というと、「そんなのない!」と言う方もいそうですが、最近はどんなものにも資格はありますし、関連する分野の資格を取得しておくのはとても有効。「事務しかしたことないから」なんていうあなたは、秘書検定などにチャレンジしてみるのもいいかも。また、経験というのは仕事に限ったことではありません。家庭でやってきたことだって十分「経験」になりえます。

3.どうしてもやりたいと思う仕事に関するもの

「この資格を取ったからこの仕事に就きたい」という方も多いんですが、その志望動機は採用側から見て魅力的ではありません。でも逆に、「どうしてもこの仕事に就きたいと思って、この資格を取りました」は、やる気の証明になります。そのとき、「なぜこの仕事に就きたいと思ったか」は重要なポイントになります。

もし、就職のために資格を取ろうと考えているのであれば、以上3つのどれかにあてはまるか、ちょっと考えてみてください。「資格をとろう!」と資格至上主義みたいなCMが多くなっています。くれぐれも乗せられないように。特に、資格もの=専門職は需給のバランスがモノをいいます。

と、資格について否定的な見方をしたように見えるかもしれませんが、転勤族の妻や育児・介護後の再就職を考える人など、「若いということが売りになる」時期を過ぎてしまってからの就職活動が必要な人には、資格も重要な役割を果たすことがあります。資格は「専門性」の証明だからです。

これについてはまたいずれ詳しく書きます。

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