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2008年2月29日 (金)

日本の「ウィンプ」を支える本当の気持ち

引き続き小飼弾さんの周辺で、失われた10年でダメージを受けた方々に関する話が盛んです。

小市民の敵は、小市民

待ちぼうけがいやなら、待っていてはいけない。「小市民としての幸福を全うできるような」世の中なんて。「マッチョじゃなくてもそこそこ幸せに生きていける社会」なんて。

それはマッチョになってから考えればいい。ウィンプ(wimp; machoの反対)なままで幸せになろうなんて虫がよすぎる。そう言ったのは、マッチョでなくてウィンプたちなのだ。そこそこの幸せのために譲らず、お互いの足を引っ張り合っているのはウィンプたちである以上、そう結論せざるを得ない。

そのとおりだと思います。

ウィンプだと思っている人、すなわち「そんなに強くならなきゃいけないんですか?」という人達には、強くなったほうがいろいろできるよと思いながら支援をしています。なぜなら、いくら格差社会と言っても今は日本という防波堤で私たちは守られていて、もしかしたら近いうちにこの防波堤は決壊してしまうかもしれないから。(ex.移民がないと国がなりたたないときが来る)正しくはもうすでに多少決壊していると思う。(ex.海外への工場の移転による失職)

世界の規模で見れば、もっと貧しく、もっとハングリーで、もっと必死な人たちがいっぱいいるのです。だからこそ、稼ぐこと≒社会のニーズを満たすことを追求して、強くなっていかなければいけません。

  • 勝てる相手と、戦え。
  • 勝てなければ、逃げろ。
  • 逃げる力がなければ、それを貯めろ。

はじめからマッチョな奴なんていない。マッチョなやつらはそれを繰り返して来ただけ。

これだけは確か。

じっとしてても、ウィンプのまま。

防波堤が崩れる前に、マッチョになったほうが楽に戦えるのでは?せめて、精神的にタフになったほうが楽なのでは?私だってこんなこといえる立場でもないし、決してマッチョでもないけれど、これまで戦ってきて(例えば「労働組合の思い出」を参照下さい)、多少は精神的にタフにはなったつもり。

ウィンプなあなたがもし戦える状態なら、戦う気満々のハングリーな人たちと戦わなければならなくなる前に、ちょっとずつ戦ってちょっとずつタフになって、その日に備えるという選択肢があります。(人にはそれができないときもあります。そんな時は医療の手を借りたり、時が経つのを待ったりして、戦えるように回復しましょう。)

もちろん、マッチョになるための努力は、自己責任かもしれません。しかし、もし国や地域を発展させたいと思うなら、マッチョを目指すよう仕向ける教育や政策は必要なのではないでしょうか。(たぶんマッチョな方々はそれをよくわかっていらっしゃるのだと思いますが。)

なぜならウィンプの時には、マッチョになるための努力の仕方も、マッチョになる必要性も、マッチョになるとどんないいことがあるかも、なかなかわからないから。そして、マッチョを恨むことのほうが身近にあるから。だから、ウィンプはウィンプからなかなか抜け出せないのだと思っています。

小飼さんの書評で知った「社員を働かせてはいけない (ベスト新書 175)」は読みかけですが、やはり「不戦人間」のネーミングは絶妙で、その人たちがマッチョ(もしくはタフ)になるきっかけになる機会が、いろんな企業のマネジメントの中にあるといいなと願いつつ。

それからもちろん、社会人になる以前の教育についても、考え直していただきたいところが多数。(家庭を含む。自戒を込めて。)これはまた、別の機会に。

関連記事:「傷」にネガティブな気持ちを持った人達

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コメント

ふみさん、こんばんは。再びのお越しありがとうございます。

インド・アフリカには行ったことがありませんが、きっと想像を絶するんでしょうね。
私も行って骨身にしみてきたほうがいいかも?

また遊びにきてくださいね。

投稿: aquan | 2008年3月 3日 (月) 23時31分

世界的にみれば、そもそもセーフティネットなどという概念がない地域のほうがグローバルスタンダードですけど、そんな地域で、「自己責任」もっといえば「弱肉強食」の意味を骨身にしみて知ってる人から見れば、「ウィンプ」でいつづけられること事体がとんでもなく恵まれていると思いますねぇ。

戦う意味を知りたければ、一度、インドなりアフリカなりに行ってみればいいのに・・と思いましたです。

投稿: ふみ@ワーキングマザー学生 | 2008年3月 2日 (日) 22時52分

takocyuuさま、はじめまして。
えらそう・・・でしたね。不快な思いをさせましたら申し訳ございません。

投稿: aquan | 2008年3月 2日 (日) 13時41分

えらそうに・・・

投稿: takocyuu | 2008年3月 1日 (土) 02時53分

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